ブックオフでおじさんにHey! Say! JUMPのライブDVDを差し出した話。
今日は久しぶりにお休みだったのでブックオフに行きました。
久しぶりの休みにひとりでブックオフにいく孤独っていうんですか、もはや悟りの境地ですよね。解脱してる。
結構前のブログでブックオフ☆ポエムっぽいの書いたんですけど、今回はもうそんな状態じゃなかった。完全に飢えてた。CDの棚を隅から隅まで目で追って背表紙(っていうんですか……表紙じゃないけどなんですかねあそこ)に何も書いてない紙ジャケは勘で引っ張りだしてジャケットを確認する……そんなことを気づけば1時間は軽くやってました。
今回すべては買わなかったんですけど、
浜田真理子「夜も昼も」
谷山浩子「70s」「80s」……
ゆうゆ「こってるネ!」
南野陽子「BLOOM」
原田知世「My Pieces」「noon moon」……
を発掘しました。名前とタイトルから良盤を見つけ出す嗅覚、そして徐々に年配ゲイに近付いていく自分のセンスに驚きました。実際はまだ若いはずなのにどんどんモテなくなる。怖いくらいモテない。何が怖いって未来が怖い。
そのあとDVDコーナーでハロプロのDVDを探しました。
スマイレージの715(前からあった)と「Smile Factory」を発見。こんなど田舎のブックオフで毎回のようにラインナップ変わってるんだけど誰が売ってるんだろう。そして誰が買っているのか!!!モーニング娘。のDVDなくなってたし!!!!友達になりたい!!!!!
そして本題。いつものようにハロプロのあとはHey! Say! JUMPのDVDもチェックしていました。ぼくはHey! Say! JUMPのファンでもあるのです。
そのとき後ろからおじさんが話してる声が聞こえました。
「DEAR.の初回が売ってるよ」
ぼくは思いました。(ジャンプカナ……?)
「smartの初回も」
(DEAR.……smart……じゃんぷ……)
「JUMP WORLDってやつも」
(Hey! Say! JUMP………………ッ!!!!!!!!!!!!!!)
間違いない、おじさんはジャンプ関連の商品を探している。
どうやら会話からして電話で娘にプレゼントしようといろいろ探している様子。
おじさんはどんどん近付いてきて、ついにぼくの背後に立ちました。
ぼくが手にしていたのは今年発売された「JUMPing CARnival」初回。
奇跡の4500円。amazonのマケプレのプレミア価格からするとびっくりするくらい安いです。(ジャニーズは基本初回がすぐ売り切れるので人気商品は高騰する)
ほしい……ミニ写真集つき……ほしい……ソロアングル……ほしい……でもぼくは1ヵ月前にかなり安値で通常盤新品を買っている……。
おじさんは相変わらず電話で娘と会話してひとつひとつ商品を説明している。
もう娘がきたらいいと思う!!!!!おじさんはガラケーなのできっとネットで商品価格を検索するほどの能力はない!!!!!もう娘がきて!!!!!!!てかきなさいよ!!!!!!!!てかsmart初回高すぎるのよ!!!!!!!!!!!てかBlu-rayも販売せぇや!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
などと考えているうちにぼくは切なさ、ひきかえに
「Hey! Say! JUMPの商品をお探しですか?これ初回限定盤でプレミアついてるんですけど、安いんでお買い得ですよ。娘さんもきっとお喜びになられると思います(にっこり)」
と、そのDVDをおじさんに差し出していたのです!!!!!!
いや、お前誰だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
完全に盗み聞きしてる……!
冷静に考えると完全に不審者。髭面高身長デブからHey! Say! JUMPのDVDを差し出されるおじさん……かなり怖かったであろう。
DangerousでSUPER DELICATEな案件だこれは……。
でもおじさんは「そうなんですありがとうございます!ちょっと娘に確認しないと(笑)いやぁお金おろしてこないとなぁ……」
などと出先で機械の使い方がわからずお店のお姉さん(やさしい)に照れながらお礼を言ってるひとみたいなテンションで返事をしてくれました。「ありがとう」~世界のどこにいても~。Thank you~僕たちから君たちへ~。
それに対してぼくは「いえいえ……」と一回微笑んだ後CD棚に移動しひたすら友達に「○○の○○があるんだけど買い!??」というLINEを送りまくり……いや、送ってみた。三通も返事が届いたわwow yeah……たりしていました。30分も……。何してるの自分ほんとに……怖い……。
ようやく買うものを決めてレジに向かおうとしたらさっきのおじさんがきて……
「さっきはありがとうございました!ニコニコ 娘がお礼言っておいてくれて言うもんですから!ニコニコ」
完全に”言葉だけじゃ伝わんない思いだけじゃ届かないけど僕ら不思議だね愛の在処を知ってる……”状態でしたね。「Ainoarika」名曲だね。
それに対してぼくはやさしく「いえ、当然のことをしたまでですから。娘さん、喜んでくださるといいですね」と微笑み、CDを買ってその場を後にしました。
奇妙な満足感。これぞ慈善活動。おそらく反抗期の娘に対してご機嫌とりするお父さんに手を貸すことができた。そして車に乗り込みふと我に返りました。
いや、お前誰だよマジで!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
誰目線だよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おしまい。