ぺいちゃんねる硬水編

続いてはこちらの曲。

【とるにたらない日記】とるにたらない日記1

2016年2月23日

とつぜん昔のことを思い出して悲しくなった。でも藤井隆が出演した「5時に夢中」に耳を澄ませているうちに、さっきまで自分がどの出来事を思い出していたのか、何を悲しんでいたのか、すっかり忘れていた。5分前のことなのに!これは老化なのかな。もしかしたら、ぼくの頭がぼくを守ってくれたのかもしれない。とにかく、人間とはいいかげんなものだ。ぼくも、いいかげんだよな。イヤホンの向こうでは藤井隆が「でも星泉ちゃんは仕方なかったんだよ!」と叫んでいた。ぼくもそう思う。


薬師丸ひろ子 セーラー服と機関銃 (2013年10月)

2016年2月20日

松田聖子の「渚のバルコニー」を聴きながら歌詞を追ってみる。並んでいることばは普通の単語なのにまるで現実味を感じず、ファンタジーのように思える。どこの海の話なのかしらん。ぼくはこの曲をはじめて聴いたときにサガンの「悲しみよこんにちは」を読んでいたのでどうしても頭の中で繋げしまう。もちろんその内容に類似性はない。海辺のラブロマンスってことくらいだ。
昔のリスナーたちは、この曲に共感をおぼえていたのだろうか。それとも少女漫画をひらくような気持ちで聴いていたのだろうか。後者ならば納得できる。作曲者繋がりで松任谷由実の話になるが、「雪だより」という曲を聴いたときも同じような違和感があった。絵葉書もラジオも、どちらも縁がないからだろう。それ以上にぼくはゲレンデにも渚にも縁がないし。だからなのかな。とにかく気になるのは、昔のひとはこれらの曲に共感をもっていたのかということ。あと、昔のヒット曲には共感という要素は必要なかったのか、ということ。親にその話をしたら「覚えてない」って言われたんだよね。

入江陽のアルバム買いたい。


入江陽 - UFO (Lyric Video)

 

2016年2月18日

免許更新の講習会の帰り道、青葉市子ちゃんのサーカスナイトを聴いて運転してたらすごく眠くなってこまった。それにしても講習会で、おじさんが冊子に載ってることを延々と話していたのでそっちのほうが眠かったな。無駄!でもそういう風に誰かが話してくれないとみんな読まないもんね。そういう仕事も、必要だよね。必要なのかどうかはわからないけどね。


青葉市子 - サーカスナイト

2016年2月16日

皮膚科で小説版「キャロル」を読みながら名前を呼ばれるのを待つ。なんと美しい物語だろう。ぼくの目の前にもこんな風に心を奪っていくくらい魅力的なひとが現れないかな。少しの期待をこめてアプリをひらいてみるとそこには暗い虚無の風景が広がっていた。ぼくは呪いを振り払うように「キャロル」の麗しの世界へ急いだ。それにしても熊本で「キャロル」が上映されていないのは一体どういうことなのだろう。小説も買ったし、トレーラーも何度もみたし、なんならパンフレットも友人のけんぞうくんに送ってもらえるし、サントラだって注文したのに、博多まで映画を観にいく時間の余裕はないのだ。振り払ったはずの呪いにどんどん浸食されていくような心地がした。願いがかなうなら、隣にいるだけで勃起してしまうくらいイケメンな恋人と一緒に「キャロル」をみたい。そんな恋人ができるなら「キャロル」をみるんじゃなくて自分たちでストーリーを作りだしていきたい。……かっこいいこと言っちゃったね。

 

2016年2月12日

本屋に並んでいる「これが仕事のできるひと・できないひとの特徴」というような本のタイトルをみるだけで胸が痛むのは、自分が仕事ができない側の人間だと知っているからだ。中身を読むまでもない!「こんな本買うやつは一生仕事できない。考える頭がないんだよ死ぬまで搾取されてな」と思う。それが精いっぱいの強がりだった。目当ての本を探すも、田舎の本屋には単行本の棚なんてごく狭いスペースしかとられておらず、しかも有名作家の本しか並んでいない。もちろん目当てのものはなくて、結局アマゾンを頼った。帰り道、車の中でモーニング娘。の「しょうがない夢追い人」を熱唱して気分を紛らわす。一瞬歌詞の中に登場する男が自分と重ねてしまい絶望しかけるが、そんなことで落ち込む自分をおかしく思い、元気になる。やっぱりモーニング娘。は最高だと思う。ちなみに目当ての本とは松田青子先生の『読めよ、さらば憂いなし』である。


モーニング娘。 『しょうがない 夢追い人』 (MV)